「風神秘抄」読みました
荻原規子さん著「風神秘抄」読みました
勾玉3部作の続編ではありませんが、時代がもう少し下っていて、神は直接出てこないものの雰囲気を継承しています。カラスも重要な役柄で登場します。
カラスというと、死人が出る家の周りを飛ぶって母が話していて、(母はちょっと感じやすい人だったのか)私が見えなくても、その家の周りを飛んでいるカラスが見えたようです。神の使い?的な感じなのでしょうか。もともと鳥は神に近いと言いますし。
西洋でも不気味な鳥と捉えることがあるそうですが、以前見たターシャ・テューダーさんの絵本ではクリスマスツリーの一番上にカラスが飾ってありましたね。ターシャの家ではカラスは縁起が良いのですね。
うちではよくカラスにゴミを荒らされて困っているのですが、彼らはネットを縛っても、ボックスの留め金なんかも開けてしまいます。
朝「あーほう、あーあー」とよく鳴いていますが、何を話しているのか、ゴミのありかを連絡してるのか。
わかったら楽しいのか、怖いのか、
糸世やカラスの要素は、その後の作品に姿、形を変えて登場します。
荻原さんの作品を読む楽しさです。